RaspberryPi の GPIO アダプタは,便利

背景

Arduino を始めとする,省ピンのマイコンを使っている方にはピンと来ない話かもしれませんが.

1列ピンのCPUボードたち

ある程度のピン数を持つ,機器組み込み向けのCPUボードには,ベースボードの接続用に,2列のヘッダピンを使っています.

作業机にあった,CPUボードを幾つか見繕ってきました.こんな感じ.

2列ピンのCPUボードたち

組み込み向けのCPUというのは,センサやらアクチュエータやらを操作することが多く,やたらとI/O端子がついています. それらを一列に配置すると,基板のサイズが大きくなってしまいます.

そういう理由は解るのですが,一方で,試作する側としては2列では困る時があります. 2列だとブレッドボードに刺せないのです.ショートします.

最初からきちんとしたベースボードの基板を起こしたり,ユニバーサル基板で頑張ればよいのではあります. しかし,ブレッドボードはお手軽です.一度楽を味わってしまうと,人間は後戻りできません.

そんなわけで,ケーブルを自作したりするのですが,それもなかなか骨の折れる作業です.

手抜きをして,接触が不安定になりがちなメスのジャンパワイヤーを使って,3D配線を行うという暴挙に出たりします. それはいけません.

アンチパターン

など考えながら,CPUボードを仕舞おうとして,私の会社で製造販売している製品が目に入りました.

RaspberryPi対応GPIO変換基板キット

Monami-ya.mrb の開発環境(2014年6月版)

SNS の外でご意見頂きまして.

Monami-ya.mrb って,twitter 辺りでは目にするけれど,どんな環境で作っているのか判らない

はい.断片的にはtweetなどしていますし,OSX 上でのビルド環境等も(今のところ消極的に)公開しているのではありますが.

ハードウェアがどんな感じなのかは,なかなか想像つかないという方も多いと思います. 特に Ruby 系の方は,組み込みボードそのものに面識が無かったりするでしょうし.

ターゲットハードウェア

写真を撮ったので,並べておきます.