なぜ日本の「中堅IT企業」は優秀なプログラマを囲いきれないのか (2)

なぜ日本の「中堅IT企業」は優秀なプログラマを囲いきれないのか。 さきほどは、本稿における「中堅IT企業」を定義し、その企業群が少なくとも統計資料やマスコミ発表資料では活発で伸びていることを紹介した。 その企業群で人手不足が解消されない。特に”デキる”“人財”が来ないし定着しない。そのようなボヤキも紹介した。

今回は、なぜ定着しないのか、私見を書き散らしたい。 下記するのは、見聞きした事例から作り上げた「モデルケース」でしかない。 少なからずの「中堅IT企業」で程度の差こそあれ発生していると想像しているが、広範なケーススタディを行ったわけではない。 くれぐれもこの点には留意されたい。

前回述べたとおり、2つの要因を示唆する。

マネジメント不全

なぜ日本の「中堅IT企業」は優秀なプログラマを囲いきれないのか (1)

書く気になった背景

私は、プログラマだ。なんだかんだで職歴は20年を超えた。 同時に、かつて10年ほど小さなソフトハウスを経営していたし、今も代表1名の法人を持っている。

そんな経歴により、プログラマ諸氏からは概ねプログラマとして接していただき、経営者諸氏からは稀に経営者としての意見を求められる時がある。 2つの異なる立場についてほぼ同時並行で見聞きする機会に恵まれるのは、おそらく珍しいことだろう。 そんな経験の中で思ったことを、書き散らしておく。

もちろん、守秘義務や職業倫理というものもあり,複数の事案をミックスし曖昧にしてある。 特定の企業についての邪推は無用。ひとつよしなに。

中堅IT業界における、人材受給のミスマッチ

謹賀新年

Twitter にかまけている間に1年半も放置していたのですねぇ. 何か書こう.あとで.