なぜ日本の「中堅IT企業」は優秀なプログラマを囲いきれないのか。 さきほどは、本稿における「中堅IT企業」を定義し、その企業群が少なくとも統計資料やマスコミ発表資料では活発で伸びていることを紹介した。 その企業群で人手不足が解消されない。特に”デキる”“人財”が来ないし定着しない。そのようなボヤキも紹介した。
今回は、なぜ定着しないのか、私見を書き散らしたい。 下記するのは、見聞きした事例から作り上げた「モデルケース」でしかない。 少なからずの「中堅IT企業」で程度の差こそあれ発生していると想像しているが、広範なケーススタディを行ったわけではない。 くれぐれもこの点には留意されたい。
前回述べたとおり、2つの要因を示唆する。