社長と投資家の役割,その理解なく明日は来ない

昨日のエントリの反響は大きく,色々な意見がありました. 多くは暖かいご支援で涙が出てきました.

もちろん様々な意見はあり,そのほうが世の中としては健全と思います.

そうは言っても経産省悪くないし

的な意見もありました. 私もそう思います. 見積もりを出してきちんと名簿も積算もしたのに,後出しジャンケンをする. これは,個人的には卑劣だと思いますが, _だってこの国ニッポンの商習慣じゃないですか,これ__ . (と同様のご意見も頂きました)

別に経産省は悪く無いです. ニッポンの商習慣を踏襲しただけです. 昨日のエントリにも書きましたが,私は,黙って机を蹴って退席し,契約印を推さなきゃ良かっただけです.

…だからこそ,この国ニッポンには,未来がない. とも,思いますけれどね.

そんな感じではあるのですが,一つだけ,いい大人がこの理解は無いわ,というご意見があったので,マイルドに晒します.

経済産業省に引導を渡された私,やっと,経済的な死亡宣告が出ました.

一般的には,黙り通す人のほうが大多数な話ですが. 業界のディープな方々は「どうなっちゃったの? 顛末がよく分からん」って永く思っていらっしゃるでしょうし,珍しい名字ですし,検索エンジンは非情ですので早晩,私の名前は出てきます. 官報の破産情報だけ転載し続けているwebサイトとか,ありますからね.

なので,言っちゃいます. わたくし,やっと破産手続き,開始しました.

橋渡しとしてのAPI

前回 の続き. たぶんこれで本件に関する一応の最終回.

APIは世界の境界線

異なる世界観の端境にあって,両者の言い分を理解して橋渡しをする. API の設計は,端的には橋渡しに尽きる.

API の直交性など,細かく言うと設計上気をつけるべき点はある. しかし,それは,より美しく使いやすい API であるための付加価値である. 大事だけれども本質ではない.

API の代表例として,OS が提供するものがある. システムコールとかサービスコールという名で呼ばれる.

フリーダムなユーザランドと,好き勝手されては困るOSとの間の橋渡しをする. 一例として,リアルタイムカーネル TOPPERS/JSP のサービスコール関数の冒頭を引用する.

心配ない. RTOSのコードなんて読んだことが無いよ,という方でもざっくりと理解できれば十分.