無責任な倫理観は,’無責任な’人を殺すかもしれない

今回の日記,書くべきかどうかものすごく悩みました. 自己擁護とギリギリの話なので.

「当事者であるオマエが言うな」という反応は,折込み済みとして,書き始めます.

Twitterで頂いた反応(mention)と私の感想

破産後に社会からどんな制裁を受けると予想しているのか…とか、債権者に対する申し訳ないという気持ちが全く無いのか…とか

この方,既に当該 tweet を消しておられるようなので,お名前は伏せます. 軽くググッたところ,粘着荒らし系で単独スレが立つくらいの方なので,言いたいことと tweet とに乖離があるのかもしれません.

私は,鈍感力はあるほうです. また,破綻してから2年近く経っていますから,いろいろとココロの整理がついています.

そんな私の,読後の第一印象は,「あんた,ヘタすると,人殺すよ.もしかすると,あんた自身も」です.

倒産社長の心理

「社長」と一口に言っても,個体差がものすごくあります. また「倒産」と一口にいっても,その理由は様々です.

失敗分析:経理のこと

破産という不幸ネタであんまり引っ張るのは,なんか下品だなぁと思いつつ. という前口上は前回と同じなので省略です.

そして,前回同様,ご指摘頂いた方のお名前は伏せます.

経理のこと

もそっと経理を学ぶべきだったんじゃないかとか。

そのとおり.

しかし,「もっと〇〇を学ぶべき」という指摘は,ワイルドカードなのですよね.

大事なところでコケちゃった浅田真央選手に「もっとジャンプを練習すべき」は正しいです. でも,そこには,情報量が無いですね.

…や,浅田真央選手を持ちだしたのは,ちょっとミスリードでした. でも,資格試験に落ちたとか,恋人に振られたとか,全てにおいて「もっと〇〇すべきだった」という指摘は,常に当てはまります.ワイルドカードなのですよね.

失敗分析:リスクのこと

2014-04-12 リンクの追加や,ちょっとした補足

破産という不幸ネタであんまり引っ張るのは,なんか下品だなぁと思いつつ. でも,書いておくべきなのだろうなと思うので.

何故書くべきと思うかというとですね. 成功する人が出てくるためには,失敗事例の分析が大事だと思うのです. 「破産とか怖いから起業はダメだ」とは思う人が増えてしまうと,私は完全に無駄死ですので.

ですので.自分で自分の検死をする. …なんかグロテスクですが….

リスタートをかけている私にとっても,それは大事だと思ったりします.

事後分析(検死)については,コンピュータ業界では,日経BPさんの「動かないコンピュータ」系列,経営だと同じく日経BPさんの「敗戦の将,兵を語る」辺りは有名で,各回の内容も蓄積も濃いと思うのですけれども. たぶんスタートアップがだめになる経緯を記した和書って,板倉雄一郎さんの「社長失格」が突出した名著で,あとは在りましたっけかなぁ,という感じではないかなと思っています. (「この本を読め!」というお心当たりがある方は,はてブやtwitterで教えてください)

とはいえ,何から書くべきなのか,また何が大事なポイントなのか,私自身,十分に整理がついていません.

なので,前回前々回の日記に対して頂いたはてブやtwitterでのご意見について,書いてみようかなと思います.